【文章力は要約力で決まる】短い文章で伝えたい!要約の方法がわかる本

書評

どうもアサヒです。

  • 書く文章が長くなってしまいうまく伝わらない
  • 短くまとまった文章が書きたい
  • 相手に伝わる文章が書きたい

あなたが時間をかけて書いた文章を読み返したとき、「自分が伝えたいことがはっきりしない」と思ったことはありませんか?

僕もブログをやっていますが、自分の書いた文章を読み返すと、「この文章は何を伝えたいんだ?」と思うことがたくさんあります。

今回は短くても相手に伝わる文章が書けるようになる、1冊の本を紹介します。

博報堂スピーチライターが教える 短くても伝わる文章のコツ

(以下、「短くても伝わる文章のコツ」)

私たちが目指したいのは、「短くなっても、面白い。つい読んでみたくなる、人に話したくなるような文章」です。

短くても伝わる文章のコツ

短くても伝わる文章のコツを読めば、短くて読みやすい文章を書くために必要な要約の方法が学べます。

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短くても伝わる文章のコツとは

著者は、ひきた よしあき氏です。

博報堂スピーチライター、クリエイティブプロデューサー。

1984年、早稲田大学法学部卒。学生時代より「早稲田文学」学生編集委員。

NHK「クイズ面白ゼミナール」クイズ制作などで活躍。1984年、博報堂に入社し、CMプランナー、クリエイティブディレクターとして、数々のCM作品を手がける。

短くても伝わる文章のコツ

この本は、博報堂のスピーチライターである著者が実践している、

  • 本や資料などの中から要点を見つける方法
  • 見つけた要点を、要約文にまとめまる基本的な方法
  • まとめた要約文を、短くて読みやすくする文章の書きかた

が、知ることができます。

要点を短くまとめた結果、つまらない文章になることが多くあります。

正しいけれど、つまらない。

つまらなければ、せっかく書いた文章を読んでもらうことはできません。

文章を読んでもらうためには、

  • 短くなっても、面白い
  • つい読んでみたくなる
  • 人に話したくなる

こういった文章を目指さなければなりません。

短くても伝わる文章のコツを読んで、重要だと思ったポイントを3つ紹介します

「1ページ・1ライン法」でエッセンスを絞り込む

要約文を書く上で必要なことは、要点を見つけ出すことです。

本や資料から、要点となりうる部分を探し当てる必要があります。

主観や個人的な興味は交えることなく、核心の部分を探していく。

そんな読む力をつける簡単なコツとして、1ページ・1ライン法があります。

  • 本や書類の大事な部分にアンダーラインを引くこと
  • 引くラインは1ページに1カ所
  • 2つ3つある場合でも、比較して1つに絞る

1回目に読むときはラインを引かず、全体を読み通します。

もう1度はじめから読むときに、「ここだ!」と思った単語、または文章に短くラインを引きます。

そのページに要素となるものがないと判断した場合は、ラインを引かなくてもかまいません。

必要のない部分をバンバン捨てながら本や資料を読むことで、有益な要点を探すクセをつけましょう。

これを読んで実際にやってみましたが、すごく難しいです。

僕からみたら全てが重要な言葉や文章に思えて、そこから1つに絞るのはとても大変です。

ですが、1つに絞ることで、物事の核心をつかむことができます。

1ページ・1ライン法で、物事の核心をつかむ

要約文は40字にまとめる

本や資料などから、要点を見つけ出したら、それをもとに要約文を書きましょう。

要約文は40字以内にまとめます。

そんなに短くするの?

僕も驚きました。

この分量が、人間がひと目で理解できる、読んでもわかりやすい限界です。

40字以上になると長すぎて、一度に頭に入れることができません。

漢字を含む40字にまとめる力がつけば、口頭で説明しなければならないときも、10秒程度で要点を伝えることができます。

これくらいの分量で意見を述べることができれば、短くても伝わる言葉を語る人だと思われるでしょう。

文章だけでなく、話すときにも効果を発揮するのが「40字」なのです。

本の内容によっては、カタカナ英語などが入って40字にまとめるのが難しい場合があります。

そんなときは、カタカナ英語をそのまま使うのではなく、「短い日本語に直すとどんな言葉になるか」と考えるようにしましょう。

40字の要約文を書くときは、次のことを意識しましょう。

  • カタカナ語はできるかぎり漢字にする
  • 無駄な修飾語、句読点は打たない
  • 二部構成を意識して、前半で状況説明、後半で結論を述べる

こうすることで、40字の要約がやりやすくなるはずです。

要約のトレーニングとして、Twitterを使ってみるのはいかがでしょうか?

本や資料はもちろん、あなたの日々の出来事やニュースなどを要約してツイートするのです。

ツイートできる最大文字数が140文字なので、ツイート自体が要約文と言えます。

もちろん、本書にあるように40字でツイートしてみるのもいいでしょう。

僕もこの本を読んでから要約文をツイートしています。

あなたもぜひ試してみてください。

40字要約で相手に伝わる文章を書く

いっきに書いた文章をいっきに削る

いっきに書いて、大幅に削る。これが中身の詰まった文章を書く極意です。

著者は550字前後の文章を書くときに、1200字近い文章をいっきに書きあげるそうです。

  • 集めてきた情報、自分の思いを全部書く
  • うろ覚えの部分は「※」をつけて、調べるのは後まわし
  • 「もう頭の中には何も残っていない」と思えるところまで書く

このことを意識して、とにかく書くと大抵は決められた文字数の倍近い分量になるそうで、思いついた順番に書いただけなので完成度は高くないと言っています。

いっきに書いて膨れ上がった文章を、今度はいっきに削ります。

合言葉は、「削れ!削れ!削れ!もっと削れ!」です。

心を鬼にして削ります。

  • こんなネタ本論と関係ないだろ
  • この言いまわしは、クサすぎる
  • つながりが悪くなる

声に出して、自分を叱りながら切り捨てる。とにかく文章を削っていきます。

書き慣れない文章は、つい1文が長くなる傾向になります。

言い切るのが怖いから長くなる。あれこれ心配だからつけ足す言葉が増える。

そんな文章はバサッと小気味よく、切り捨てて下さい。

以下の文章を見比べてください。

Aの文章

いっきに書いていっきに削るというのは他の本でも書かれています。

まだ文章に関する本は3冊目ですが、今のところすべてに書かれていました。

すべてに書かれているということは、文章を書く上でとても大事だということです。

今までに書いた文章を読んでみると、「この部分はいるのか?ただの文字数かせぎでは?」というのが多いです。

Bの文章

僕は文章に関する本を3冊読みました。

「いっきに書いていっきに削る」はすべてに書かれていたとても大事なことです。

今までに僕が書いた文章を読み返しても、たくさん削れる部分がありました。

AとBの文章はそれぞれ同じことを伝えています。

Aの文章を削ったことにより、Bの文章では文字数が半分以下になりました。

Bの文章の方が読みやすいと思いませんか?

もっと削れる部分もあると思いますが、言いたいことが少しはっきりしたと思います。

文字数を削ることによって、文章は引き締まり、本当に伝えたいことを相手に伝えることができるようになります。

書いた文章はとにかく削る!

最後に

短くても伝わる文章のコツを紹介してきました。

  • 書く文章が長くなってしまいうまく伝わらない
  • 短くまとまった文章が書きたい
  • 相手に伝わる文章が書きたい

こんな悩みを解決したい方は、ぜひ読んでみてください。

今回紹介した3つのポイント以外にもたくさん重要なことが書かれています。

この本を読めば、短くても相手に伝わる文章が書けるようになります。

相手に伝わる文章を書くためには、要点を見つけ出しそれをまとめる要約力が必要です。

本書を読んで、要約力を鍛えましょう!

余談

書評5回目です。

今回は記事内にTwitterを埋め込んでみました。

こういうことをすると、すごくブログの記事っぽいですよね 笑

文章に関する本は3冊です。

まだ3冊しか読んでいませんが、文章を書く上で重要なことが少し見えてきた気がします。

同じ内容の本を読んでいるから当たり前ですが、「前にも読んだ」ということが増えてきました。

その共通してる部分が、とても大事なんだなと思います。

文章に関する本はあと7冊あります。

10冊も読めば何か掴めるんじゃないか、と思ってます 笑

ちなみに、前回「プラモ作ろうかな」とか言ってたんですが、ニッパーが無くて止まってます 笑

ニッパーかわないとなぁ・・・

では、また次回。

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